デジタル大辞泉 「援引」の意味・読み・例文・類語 えん‐いん〔ヱン‐〕【援引】 [名](スル)1 他の文献などを引用して自説の証拠とすること。「古今の書を援引して自説を裏づける」2 引き寄せること。味方にすること。「互に―、人の為に官を設け吏のために職を択えらび」〈東海散士・佳人之奇遇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「援引」の意味・読み・例文・類語 えん‐いんヱン‥【援引】 〘 名詞 〙① 他人の文章や事例を引いて自分の説の証拠とすること。援用。引用。[初出の実例]「便(すなはち)左に援引(ヱンイン)して、もて証とす」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)拾遺)[その他の文献]〔何休‐公羊伝注疏序〕② 引き寄せること。味方とすること。[初出の実例]「互に援引、人の為めに官を設け吏の為に職を択び」(出典:佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉一〇)[その他の文献]〔後漢書‐宦者伝論〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「援引」の読み・字形・画数・意味 【援引】えん(ゑん)いん ひきあげる。 証拠として引く。〔晋書、峻伝〕書の義を峻に問ふ。峻、師を引し、經旨を發し、疑滯を申暢し、對答すること詳悉なり。字通「援」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報