農業改良普及員(読み)のうぎょうかいりょうふきゅういん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農業改良普及員」の意味・わかりやすい解説

農業改良普及員
のうぎょうかいりょうふきゅういん

直接農家に接して農業生活改善に関する科学的技術と知識普及を担当する公務員。 1948年の農業改良助長法による農業改良事業の第一線担当者で,都道府県職員としてその任用資格は法律政令で定められており,都道府県にある農業改良普及所に属する。農業改良事業にはほかに技術公務員としておかれている農業専門技術員が配置されている。

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百科事典マイペディア 「農業改良普及員」の意味・わかりやすい解説

農業改良普及員【のうぎょうかいりょうふきゅういん】

農業改良助長法(1948年)に基づき,直接農民に接して農業改良普及事業を行う都道府県の職員。資格試験に合格したものを任用。国費による助成が行われ,都道府県各地にある農業改良普及所に勤務する。

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世界大百科事典(旧版)内の農業改良普及員の言及

【農業改良普及制度】より

… 普及指導活動を行うための普及職員として,改良普及員が一定の基準により全国的に配置されている。改良普及員は専門によって,農業技術指導を担当する農業改良普及員(同9381人)と農家の生活技術指導を担当する生活改良普及員(同1949人)とに分かれている。改良普及員は,都道府県が行う一定の資格試験合格者のなかから都道府県の職員として任用され,直接農業者に対して普及指導に当たることを役割としている。…

※「農業改良普及員」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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