近藤虎五郎(読み)コンドウ トラゴロウ

20世紀日本人名事典 「近藤虎五郎」の解説

近藤 虎五郎
コンドウ トラゴロウ

明治・大正期の土木技師



生年
慶応1年6月1日(1865年)

没年
大正11(1922)年7月17日

出生地
越後国岩船郡村上本町(新潟県村上市)

学歴〔年〕
東京帝国大学工科大学土木工学科〔明治20年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔明治32年〕

経歴
村上藩士・近藤金弥の長男に生まれ、新潟学校を卒業後、大学に進学し成績優秀で特待生となり卒業。私費で2年間米国留学し土木工学の先進技術を学び帰国。明治23年内務省土木局に入り内務技師となり、29年の河川法制定後国費による河川改修工事湾岸・上下水道の新設工事の監督指導に当たる。傍ら、約24年間母校の東京帝国大学教授として土木工学を講義後進の指導に当たり、鉄道省技師なども兼務した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「近藤虎五郎」の解説

近藤虎五郎 こんどう-とらごろう

1865-1922 明治-大正時代の土木技術者。
慶応元年6月1日生まれ。アメリカ留学後,明治23年内務省にはいり,内務技師となる。河川改修や上下水道の普及につとめる。母校東京帝大の教授,鉄道省技師なども兼務した。大正11年7月17日死去。58歳。越後(えちご)(新潟県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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