迦膩色迦(読み)カニシカ(その他表記)Kaniṣka

デジタル大辞泉 「迦膩色迦」の意味・読み・例文・類語

カニシカ(Kaniṣka)

2世紀ころの古代インドのクシャン朝国王王朝最盛期現出した。仏教を保護し、首都プルシャブラに寺院建立、また仏典結集けつじゅうを行った。カニュシカ。迦膩色迦。

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精選版 日本国語大辞典 「迦膩色迦」の意味・読み・例文・類語

カニシカ【迦膩色迦】

  1. ( Kaniṣka ) インドのクシャン朝の王。先王時代の分裂状態を統一して、王朝の最盛期を現出。領土は、西北トルキスタンから、東南は北インド一帯に及んだ。晩年は仏教を保護し、首都プルシャプラ(現在のペシャワル)に大塔や寺院を建立、第三回の仏典結集(けつじゅう)を行なった。カニュシカ。カニシカ王。生没年不詳。

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