現出(読み)げんしゅつ

精選版 日本国語大辞典 「現出」の意味・読み・例文・類語

げん‐しゅつ【現出】

〘名〙 あらわれ出ること。また、あらわし出すこと。出現。〔文明本節用集(室町中)〕
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「これ皆許多の人の勉力智思に由て、現出せる結果効験なり」

あらわれ‐で・る【現出】

〘自ダ下一〙 姿を現わす。出現する。あらわれいず。
近代絵画(1954‐58)〈小林秀雄セザンヌ「色の反映に抗して、固有色が、線が、構造が頑固に現れ出ようとする」

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デジタル大辞泉 「現出」の意味・読み・例文・類語

げん‐しゅつ【現出】

[名](スル)実際にあらわれ出ること。また、実際にあらわし出すこと。出現。
[類語]現れる出現現れ輩出実現発祥再現発現表現誕生現前具現顕現体現示現開示発露流露出土日の目を見る登場する生ずる現ずるのぞ出来る台頭デビュー登板お目見えのし上がる躍り出る頭角を現す頭をもたげる

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普及版 字通 「現出」の読み・字形・画数・意味

【現出】げんしゆつ

現わす。

字通「現」の項目を見る

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