デジタル大辞泉 「迫り上げる」の意味・読み・例文・類語 せり‐あ・げる【▽迫り上げる】 [動ガ下一][文]せりあ・ぐ[ガ下二]1 徐々に高くする。少しずつ押し上げる。「リフトで荷物を―・げる」2 劇場で、俳優や大道具を迫せりを用いて奈落ならくから押し上げる。「屋台を―・げる」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「迫り上げる」の意味・読み・例文・類語 せり‐あ・げる【迫上】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]せりあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙① 下から次第に押し上げる。また、徐々に先にでる。[初出の実例]「ニモツヲ seriageru(セリアゲル)」(出典:和英語林集成(再版)(1872))「やがて余の船の頭が営口丸の尻より先へ出た。さうして、尻から胴の方へぢりぢりと競り上(セリア)げて行った」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉三)② 劇場で、せりの装置を用いて、俳優や大道具を奈落から押し上げる。[初出の実例]「ト組留めの見えにて、きっとなる。人寄せにて、両人をせり上る」(出典:歌舞伎・男伊達初買曾我(1753)一)③ 感情がこみ上げる。[初出の実例]「ムネヱ seriageru(セリアゲル)」(出典:和英語林集成(初版)(1867)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例