デジタル大辞泉 「退治る」の意味・読み・例文・類語 たい・じる〔タイヂる〕【退治る】 [動ザ上一]《名詞「たいじ(退治)」の動詞化》1 退治する。討ち滅ぼす。「頭の白い鼠や頭の黒い鼠もちと―・じるが善い」〈子規・墨汁一滴〉2 料理をたいらげる。「刺身は綺麗に―・じてしまってあったので」〈鴎外・青年〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「退治る」の意味・読み・例文・類語 たい・じるタイヂる【退治】 〘 他動詞 ザ上一(ダ上一) 〙 ( 名詞「たいじ(退治)」の動詞化 )① こらしめたり殺したりして、害を与える者がいなくなるようにする。退治する。うちほろぼす。うちたいらげる。[初出の実例]「盗賊を退治るつもりで出かけやせう」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三)② ( 比喩的に ) 目の前の多くの食べ物をすっかり食べる。たいらげる。また、仕事などを一気に処理する。[初出の実例]「気斗牛を貫くといふ勢ひ、其上膳の物を退治(タイヂ)ることも頗る神速だ」(出典:油地獄(1891)〈斎藤緑雨〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例