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電力線搬送 でんりょくせんはんそう

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百科事典マイペディアの解説

電力線搬送【でんりょくせんはんそう】

送電線伝送線路に利用して多重通信路を構成する搬送電話方式をいう。現在では電話以外にも送電線保護継電器遠隔測定等の装置の線路としても利用されている。配電線を利用するものは配電線搬送と呼ぶ。

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世界大百科事典 第2版の解説

でんりょくせんはんそう【電力線搬送 power‐line carrier communication】

送電線を伝送路とした搬送電話方式をいう。送電線には50Hz,あるいは60Hzの電流が流れている。送信側では,この送電線に高周波信号(搬送波によって変調した音声信号)を加え合わせ,受信側ではこの信号を帯域フィルターを使って取り出すことができる。この高周波信号を使って通信を行うわけである。日本においては,電波法により電力線搬送の送信出力は10W以下,使用周波数は10~450kHzの範囲と決められており,この範囲で3通話路,6通話路,12通話路などの多重通信路が構成されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電力線搬送
でんりょくせんはんそう
Power Line Communication

電力を送電中の電力線(送電線、配電線、屋内配線)を利用して通話や情報連絡を行う方式。PLCともよばれる。古くから電力会社で使用されている450キロヘルツ(kHz)までの搬送波を用いる電力線搬送通信は低速PLCとよばれるのに対し、2006年(平成18)以降、屋内のみで使用されるようになった2~30メガヘルツMHz)の通信を高速PLCとよんでいる。電力会社で主幹系に使用される通信には、マイクロ波多重無線および光ファイバー通信が、ローカル系の通信には光ファイバー通信、通信線搬送、通信ケーブルとともに電力線搬送(低速PLC)が用いられてきた。送電線を利用した電力線搬送は、送電系統とリンクした通信ネットワークを構成できる利点があり、給電指令や保線に用いる電話用や遠方監視制御信号伝送用などに用いられてきた。高圧配電線では、開閉器等を遠方より監視制御して運用の効率化や信頼度の向上等を図る配電自動化システムのなかで、一つの通信方式として採用されてきた。一方、屋内配電線を利用する電力線搬送通信については、2006年10月に総務省が、屋内に限り2~30メガヘルツの周波数使用を認める省令改正を行ったのを受けて、家庭内のインターネット通信用として一般に用いられるようになってきた。[内田直之]

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