逆に取る(読み)ぎゃくにとる

精選版 日本国語大辞典 「逆に取る」の意味・読み・例文・類語

ぎゃく【逆】 に 取(と)

  1. ぎゃく(逆)を取る
    1. [初出の実例]「先生の手を逆(ギャク)に取って、肘(ひぢ)関節(つがひ)を表から、膝頭で圧さへてゐるらしい」(出典三四郎(1908)〈夏目漱石〉一〇)
  2. ぎゃく(逆)を取る
  3. 物事順序方向を逆にする。
    1. [初出の実例]「いつも帰る道を逆(ギャク)に取(ト)って」(出典:金(1926)〈宮嶋資夫〉一〇)
  4. 相手意向発言を逆に理解する。
    1. [初出の実例]「逆(ギャク)に取られてさまざまの怨言(うらみ)ひぞりは余(あんま)りな」(出典:椀久物語(1899)〈幸田露伴〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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