透木(読み)スキギ

デジタル大辞泉 「透木」の意味・読み・例文・類語

すき‐ぎ【透(き)木】

茶道具の一。五徳を使わないでかま風炉ふろまたはにかけるとき、風炉と釜との間にすきまをつくるために風炉の縁に置く木片キリホオノキなどを用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「透木」の意味・読み・例文・類語

すき‐ぎ【透木】

  1. 〘 名詞 〙 茶道具の一つ。五徳を用いないで、風炉(ふろ)、または炉に羽釜(はがま)を掛けるとき、通風をよくするために両わきに二つ、後ろの真ん中に一つ置く三本の木。利休形は厚い朴(ほお)、元伯形は桐、竺叟好みは桜とする。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「透木(スキぎ)寸法はなし、釜に従ふ由なり。〈略〉仰に透木三本と云」(出典随筆槐記(茶道古典全集所収)‐享保一三年(1728)五月七日)

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