透百合(読み)スカシユリ

デジタル大辞泉 「透百合」の意味・読み・例文・類語

すかし‐ゆり【透百合】

ユリ科多年草。日本特産で、中部地方北部の海岸自生。高さ約30センチ。葉は細長い。初夏、黄赤色の花を2、3個上向きにつける。古くから観賞用に栽培される。名は、花びらの付け根が細まっていてすきまができることに由来。いわとゆり

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精選版 日本国語大辞典 「透百合」の意味・読み・例文・類語

すかし‐ゆり【透百合】

〘名〙 ユリ科の多年草。北海道、本州中部の海岸に生え、古くから観賞用に栽培されており、園芸品種も多い。高さ三〇~六〇センチメートル。地下に白い球形の鱗茎がある。葉は互生し茎の上部にはやや密につき、長楕円状披針形で長さ五~一〇センチメートル。初夏、茎頂に六花被をもつ径一〇~一五センチメートルの漏斗状花が上向きに咲く。花は赤橙色または朱赤色で内面紫黒色斑点がある。花被片の間にすきまがあるために、この名がある。《季・夏》
※俳諧・桜川(1674)夏二「たてはなやえた先ためてすかし百合〈風鈴軒〉」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「透百合」の解説

透百合 (スカシユリ)

学名Lilium ×elegans
植物。ユリ科の多年草,園芸植物

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