通力(読み)ツウリキ

デジタル大辞泉 「通力」の意味・読み・例文・類語

つう‐りき【通力】

仏語禅定ぜんじょうなどによって得られる、何事も自由自在にできる超人的な能力神通じんずう神通力

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精選版 日本国語大辞典 「通力」の意味・読み・例文・類語

つう‐りき【通力】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。禅定などを修めた結果得られる超人的な何事も自由自在にできる不思議なはたらき。神通力。
    1. [初出の実例]「仙人、夫人のあてなる音を聞て心の穢がれければ、忽に仙の通力失せて凡夫に成にけり」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)
    2. 「虚空に坐んとすればすなはち坐し、座せじと思へば則座せず。通力(ツウリキ)自在を得たり」(出典咄本一休咄(1668)四)

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