逢引(読み)あいびき

精選版 日本国語大辞典 「逢引」の意味・読み・例文・類語

あい‐びき あひ‥【逢引】

[1] 〘名〙 愛し合っている男女が示し合わせて会うこと。特に男女が人目をしのんで会うこと。
人情本・英対暖語(1838)三「惚た男と会合(アヒビキ)をさせねへなんぞと」
[2] (あひゞき) 二葉亭四迷言文一致体によって翻訳したツルゲーネフ作の「猟人日記」中の一節。明治二一年(一八八八)発表。のち、加筆訂正のうえ翻訳集「片恋」におさめられた。口語文模範として小説文体に大きな影響を与えた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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