逢引(読み)あいびき

精選版 日本国語大辞典 「逢引」の意味・読み・例文・類語

あい‐びきあひ‥【逢引】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 愛し合っている男女が示し合わせて会うこと。特に男女が人目をしのんで会うこと。
    1. [初出の実例]「惚た男と会合(アヒビキ)をさせねへなんぞと」(出典人情本・英対暖語(1838)三)
  2. [ 2 ] ( あひゞき ) 二葉亭四迷が言文一致体によって翻訳したツルゲーネフ作の「猟人日記」中の一節。明治二一年(一八八八)発表。のち、加筆訂正のうえ翻訳集「片恋」におさめられた。口語文模範として小説文体に大きな影響を与えた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 会合 実例

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む