連城寺(読み)れんじようじ

日本歴史地名大系 「連城寺」の解説

連城寺
れんじようじ

[現在地名]磐田市新貝

JR東海道本線の北側にある。三白山と号し、曹洞宗本尊聖観音。寺伝によるともと天台宗に属し、平重盛の開創と伝え、重盛位牌を祀る。保元三年(一一五八)八月遠江守に任ぜられた平重盛は、父清盛の悪行による後報を憂慮し、その冥福を祈るため一国に三ヵ寺を造営したといわれ、遠江国においては連城寺・連福れんぷく寺、蓮覚れんかく(現竜洋町)がそれで、また寺名の「連」「蓮」は重盛の法名城連(浄蓮)の「連」から付けられたものという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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