連帯性(読み)れんたいせい(その他表記)solidarity

翻訳|solidarity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「連帯性」の意味・わかりやすい解説

連帯性
れんたいせい
solidarity

法律用語 (連帯責任連帯保証) に由来し,社会学や哲学においては A.コント以後広まった概念。広い意味では社会の成員が等しくおかれている相互依存の関係をいうが,これが特に人間的な事実であることから,それを強調して実践的価値とし,同じ社会の成員同士が助け合うべき議論をもさす。義務としての連帯性は,キリスト教的愛 (慈善) が富者から貧民への一方的なものであり,また正義があまりに狭い概念であるのに対立し,市民社会にふさわしい道徳形態とみられる (この立場連帯主義と呼ぶ) 。なお E.デュルケム各人の類似性に基づく機械的連帯と分業に基づく有機的連帯とを区別し,社会形態の面からその推移を説いた。

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