朝日日本歴史人物事典 「遊佐長教」の解説
遊佐長教
生年:生年不詳
戦国時代の武将。河内守。遊佐氏はもと出羽(山形県)の国人で,南北朝期に畠山国清の被官となり,伊豆・越前の守護代,次いで河内の守護代をほぼ世襲した。長教は畠山稙長・政国のもとで守護代を務め,高屋城を守備。天文16(1547)年7月摂津舎利寺で三好長慶に大敗,のち和睦。娘を長慶に嫁がせ,岳父として三好政権の支柱となった。同20年5月,還京を狙う将軍足利義輝の放った刺客により高屋城中で暗殺された。
(今谷明)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報