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運河狂時代(読み)うんがきょうじだい

百科事典マイペディアの解説

運河狂時代【うんがきょうじだい】

18世紀後半の英国で全国に運河網が建設された熱狂ぶりをさしていう。1761年に開発されたブリッジウォーター運河が石炭の輸送によって成功したのをきっかけに,産業革命の舞台となったランカシャーミッドランド一帯に運河網が開発された。それは全国におよび,とりわけミッドランドのトレント渓谷とランカシャーのマージー川を結ぶ大幹線運河(グランド・トランク・キャナル)を基軸にして,全国の主要都市は運河で結ばれるようになった。1830年代以降主役は鉄道に代わり,運河狂時代も終った。
→関連項目ブリッジウォーター公

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世界大百科事典 第2版の解説

うんがきょうじだい【運河狂時代】

鉄道発達以前,つまり産業革命初期のイギリスで,基幹的な輸送手段として全国に運河網が展開されたことをいう。ヨーロッパ大陸やアメリカにも似た現象がある。沿岸航行と河川航行が盛んだったイギリスでは,むしろ運河建設は遅かったが,1761年に完成したブリッジウォーター運河が,ワースリーからマンチェスターへの石炭積出用として大成功して以来,産業革命の中心となったランカシャーやミッドランドをはじめ全国に運河が掘られた。

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