道前平野(読み)どうぜんへいや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「道前平野」の意味・わかりやすい解説

道前平野
どうぜんへいや

愛媛県東部燧灘に面する平野。中心都市は西条市。東部の加茂川流域と西部の中山川流域を含み,前者西条平野後者は周桑 (しゅうそう) 平野と呼ばれ,さらに区分される。面積約 80km2背後石鎚山麓では第2次世界大戦前はハゼカキなどを栽培していたが,戦後はミカン栽培が普及。農業水利改良事業によって畑地灌漑を実施している。海岸は遠浅ノリ養殖が行なわれる。また古くから干拓地造成が行なわれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「道前平野」の意味・わかりやすい解説

道前平野
どうぜんへいや

周桑平野

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の道前平野の言及

【新居浜平野】より

…中央構造線に沿う石鎚断層崖によって画された平野南部は,急傾斜面をなして直線状に東西にのび,北に向けて小扇状地が連続する。広義には西の道前平野(西部を周桑(しゆうそう)平野,東部を西条平野と呼ぶ),中央の東新平野,東の宇摩平野を総称して新居浜平野という。狭義には国領川のつくる扇状地状三角州の東新平野を指し,新居浜市域中心部にあたる。…

※「道前平野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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