道満村(読み)どうまんむら

日本歴史地名大系 「道満村」の解説

道満村
どうまんむら

[現在地名]天童市道満

みだれ川中流南岸に沿って集落東西に連なる。畑を隔てて南を押切おしきり川が西流する。東は山口やまぐち村、西は乱川みだれかわ村。寛永一三年(一六三六)の保科氏領知目録では高一二〇石余。正保郷帳では田方六四石余・畑方五五石余。寛永検地の高二〇八石余のうち村内分は田二反余・畑一三町余のみで、その他の田畑は山口村・乱川村・小関こせき村・高木たかき村・矢野目やのめ村などに所持していた(「定納一紙」後藤文書)。宝永五年(一七〇八)願書(同文書)に「当村御田地方々遠所ニ御座候ニ付不手廻シニ御座候而、こやし等も存じ之様ニ罷成らず」とあるように、遠隔地のため不自由であった。また「私共村方之儀、乱川と申大荒川付ニ而、時々水難これ有り、至而貧窮之小村ニ御座候」とある。


道満村
どうまんむら

[現在地名]長岡市大荒戸おおあらと

大荒戸村の枝郷で、片端かたばた村の東約一キロを隔て、道満川の東側にある。南は福道ふくみち村、東は上野かみの村、北は三之宮さんのみや村。大荒戸村民が開拓したらしく、現在集落は絶えたが、大荒戸の住民が田地を耕作している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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