デジタル大辞泉
「違乱」の意味・読み・例文・類語
い‐らん〔ヰ‐〕【違乱】
1 秩序を乱すこと。また、物事が乱れること。
「今度の御即位に―なくめでたき様を」〈平家・四〉
2 他人の考え・行為に反対すること。
「家財残らず娘のお亀婿の与兵衛夫婦に譲り申し候。外より―少しもなし」〈浄・卯月の紅葉〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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い‐らんヰ‥【違乱・違濫】
- 〘 名詞 〙
- ① 決まりなどにそむいて秩序を乱すこと。また、秩序が乱れること。
- [初出の実例]「凡毎年録二諸司官人及把笏番上八位已下名簿一移二弾正台一。令レ糺二服色違濫一」(出典:延喜式(927)二八)
- 「其後やうやうのいらんはおほかれども、王法仏法はたがいにまもりて」(出典:愚管抄(1220)三)
- [その他の文献]〔春秋左伝‐桓公二年〕
- ② 他人の考え、やり方に反対すること。苦情。
- [初出の実例]「交し申ば違乱あらじ」(出典:梵舜本沙石集(1283)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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