遠き落日(読み)トオキラクジツ

デジタル大辞泉 「遠き落日」の意味・読み・例文・類語

とおきらくじつ〔とほきラクジツ〕【遠き落日】

渡辺淳一による長編伝記文学。野口英世生涯を赤裸々に描く。昭和54年(1979)刊行。第14回吉川英治文学賞受賞。新藤兼人脚色神山征二郎監督による映画化作品もある。

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デジタル大辞泉プラス 「遠き落日」の解説

遠き落日

①渡辺淳一の長編小説。野口英世の伝記。1979年刊行。1980年、「長崎ロシア遊女館」とともに第14回吉川英治文学賞受賞。
②1992年公開の日本映画。①と新藤兼人の「ノグチの母 野口英世物語」を原作とする。監督:神山征二郎、脚本:新藤兼人。出演:三田佳子、三上博史、仲代達矢、牧瀬里穂、田村高廣、河原崎長一郎ほか。第47回毎日映画コンクール日本映画優秀賞受賞。第16回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(三田佳子)ほか受賞。

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