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遠山品右衛門 とおやま しなえもん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

遠山品右衛門 とおやま-しなえもん

1851-1920 明治時代の猟師。
嘉永(かえい)4年5月18日生まれ。信濃(しなの)安曇郡(あずみぐん)野口村(長野県大町市)出身。山案内は息子たちにまかせ,黒部川の平(たいら)の小屋を拠点にイワナ釣りとクマ・カモシカを追う狩猟生活をおくり,「黒部の主」といわれた。大正9年8月28日死去。70歳。名は里吉。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

遠山品右衛門

没年:大正9.8.28(1920)
生年:嘉永4.5.18(1851.6.17)
明治時代日本アルプス黎明期の山人。信濃国(長野県)大町生まれ。戸籍名は里吉だが,自ら品右衛門と名乗る。20歳ごろから山へ入りびたり,「黒部の主」といわれた。正直で温厚,親切な人柄で「シナエム」と村人に慕われた。黒四ダムの湖底に水没し,いまはない黒部川の平の小屋を拠点に夏は岩魚釣り,冬は熊,羚羊を狩り,生涯を山で過ごす。営林署委嘱の山林見回りの仕事も兼ねての足跡は北アルプス全域におよぶ。複雑な谷の名称,方向,前後左右などを即答する精通ぶりで「黒部の谷という谷はすべてシナエムによって登られた」と古老は評した。華々しい記録は残っていないが,上高地上条嘉門次と共に探検時代の北アを代表する山人といえよう。遺品は大町山岳博物館に展示されている。<参考文献>中村周一郎「黒部の主・遠山品右衛門」(『北アルプス開発誌』)

(武田文男)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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