遮那院跡(読み)しやないんあと

日本歴史地名大系 「遮那院跡」の解説

遮那院跡
しやないんあと

[現在地名]大垣市清水町

現在の清水しみず北端に位置し、跡地はホテル・住宅・埋葬地などとなっている。埋葬地の一隅に「御朱印地遮那院跡」の石碑がある。天武天皇の勅願所で、白鳳期に牛屋うしやの地に百済の王子沙門金珠が草創したと伝える。天長年間(八二四―八三四)空海が来訪、真言宗有縁の聖地であるとして大日如来・不動明王・愛染明王を彫刻し本尊とし、以後真言宗牛屋山大日寺遮那院と称したという。応永一六年(一四〇九)の石包名等名寄散田帳(宮内庁書陵部蔵)に「一遮那院 牛屋前畠大 分四百文 同所畠大 分四百文」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む