選択関税(読み)センタクカンゼイ

デジタル大辞泉 「選択関税」の意味・読み・例文・類語

せんたく‐かんぜい〔‐クワンゼイ〕【選択関税】

同一貨物について従価税従量税の2種の税率が定められていて、いずれか一方を選んで課する関税通常税額の高いほうの税率を適用する。

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精選版 日本国語大辞典 「選択関税」の意味・読み・例文・類語

せんたく‐かんぜい‥クヮンゼイ【選択関税】

  1. 〘 名詞 〙 従価税と従量税とを組み合わせた関税。従価税、従量税の税率を定め、両者のどちらに基づいて課税するかによって関税負担を調整する。複合関税

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「選択関税」の意味・わかりやすい解説

選択関税
せんたくかんぜい
alternative duties

同一貨物について従価税従量税との2本立てで税率を定め,通常税額の高いほうの税率を適用する混合関税一種課税価格が高くなると従価税額が従量税額より大きくなり,課税価格が低くなれば従量税額が従価税額をこえるので,従量税額が関税の最低限となる。国内産業を外国の低価格品の流入から保護するのに有効で,日本では魚油などに適用されている。

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