遺制(読み)イセイ

デジタル大辞泉 「遺制」の意味・読み・例文・類語

い‐せい〔ヰ‐〕【遺制】

昔の制度で今にのこっているもの。「封建時代遺制
[類語]旧制古制

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遺制」の意味・読み・例文・類語

い‐せいヰ‥【遺制】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 今にのこっている昔の制度、風習文物
    1. [初出の実例]「其板屋草舎、中古遺制、難営易破、空殫民財」(出典:続日本紀‐神亀元年(724)一一月甲子)
    2. 「封建遺制の錯雑を一掃して」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉国民論派〈陸実〉)
    3. [その他の文献]〔白居易‐新楽府・二王後〕
  3. 天子遺言状。〔布令字弁(1868‐72)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android