還相(読み)げんそう

精選版 日本国語大辞典 「還相」の意味・読み・例文・類語

げん‐そう ‥サウ【還相】

〘名〙 仏語浄土教で説く二種回向一つ極楽に往生した者が、再び現世に還ってきて、一切の衆生教化して共に仏道に向かわせること。還相の回向。⇔往相
浄瑠璃・善導記(1670)五「此四しゅを、二つにわけ、わうさう、げんさう、二しゅのゑかうを」 〔往生論註‐下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「還相」の意味・読み・例文・類語

げん‐そう〔‐サウ〕【還相】

仏語。往生して仏になったのち、再びこの世にかえって利他教化きょうけの働きをすること。また、そのためにかえる姿。⇔往相

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