ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「邦正美」の意味・わかりやすい解説
邦正美
くにまさみ
[没]2007.4.4. 東京,世田谷
舞踊家,舞踊学者。本名江原正美。 1934年東京帝国大学卒業。 1935年ドイツに渡り,当時盛んであったモデルヌ・タンツを日本に紹介。作品に『黒い星』 (1950) ,『青い鎖』 (1951) ,『神の休日』 (1955) ,『黄色い時間』 (1959) がある。著書には『芸術舞踊の研究』 (1942) ,『創作舞踊』 (1949) ,『ヨーロッパの午後』 (1949) ,『動きのリズム』 (1954) ,『舞踊文化史』 (1968) ,『アメリカは流れている』 (1969) ,『舞踊の美学』 (1973) などがある。 1961年 L.ホートンの死によって空席となったロサンゼルスのニュー・ダンス・シアターの主任教師となり,以後アメリカ合衆国のカリフォルニアで活躍した。
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