邪術(読み)じゃじゅつ

大辞林 第三版の解説

じゃじゅつ【邪術】

よこしまな術。幻術。魔法。
〔sorcery〕 文化人類学などでの呪術(magic)の分類の一。他人を意図的に傷つけたり、害したりするために行われる呪術。死や疾病がこれによると考える社会が少なくない。 → 妖術

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の邪術の言及

【アフリカ】より

…アフリカには伝統的に(1)祖先神(祖霊),(2)自然神(自然物の精霊),(3)至高神(造物主)の信仰があり,それぞれ祭祀,儀礼を発達させてきた。またひろく呪術を信じ,邪術を用いる者が存在すると信じられている。呪術は豊作や雨をもたらし,病気の治療,災害の回避を可能にする専門家として呪医が活躍している。…

【護符】より

…使われ方も,身につけるもの,家の中や門口に置くもの,服用するもの,あるいは川に流したり焼いたりするものなど,まちまちであって,これら多種多様なものを,文化の違いを問わず,護符としてひとまとめにすることにためらいを覚えるほどである。また,同じ呪力をもつものでも,邪術師が人を害するために用いるときは護符とは呼ばれず,邪術に対抗するために用いるときにはたとえ邪術師を逆に死に至らせるものであっても護符とみなされるというように,邪術の道具か護符かという区別は流動的であり,人々から正当性を社会的に承認されてはじめて護符となる。一方,正当な霊力をもつが,共同で拝む御神体のようなものも,あまり護符とは呼ばれず,個々の家や個人が自分たちのために持つものを護符という。…

【呪術】より

…ただし同じ呪術が立場や見方によって白呪術とも黒呪術ともなる場合もある。また,一般に黒呪術とされるものに邪術sorceryと妖術witchcraftがある。邪術はさまざまなまじないを行って,意図的に相手に危害を加えようとする破壊的呪術であり,妖術は相手に危害を与えようという意図がなくても,嫉妬(しつと)や憎しみを感じると,その人が生得的にもっている霊力が発動し,相手に災いをもたらすというものである。…

※「邪術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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