精選版 日本国語大辞典 「郡守」の意味・読み・例文・類語 ぐん‐しゅ【郡守】 〘 名詞 〙① 郡の長。郡の領主。[初出の実例]「此所の郡守、戸部某の、『此柳みせばや』など、折々にの給ひ聞え給ふを」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)殺生石)② 中国の官名。一郡の太守のこと。郡は州の下にあって数県を統率していた。後に太守と改められた。〔漢書‐百官公卿表・上〕③ 日本の朝鮮総督府下の官名の一つ。朝鮮の各郡において、道長官の監督の下に法令を執行し、行政事務を総括した。④ 日本の台湾総督府下の官名の一つ。台湾の郡の職員で、州知事の指揮監督の下に郡の行政事務を総括し、下級吏員の監督を行なった。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「郡守」の読み・字形・画数・意味 【郡守】ぐんしゆ 郡の長官。太守。〔史記、酷吏、寧成伝〕を致すこと數千金、任を爲し、の長短を持し、出づるに數十騎を從ふ。其の民をふこと、威、郡守よりも重し。字通「郡」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報