郡貝塚(読み)こおりかいづか

日本歴史地名大系 「郡貝塚」の解説

郡貝塚
こおりかいづか

[現在地名]岡山市郡

郡と北浦きたうらの境界をなす谷の最奥部、浸食の進んだ山肌の急斜面に残る。貝層はマガキハイガイを主体とするもので、浅い溝状の窪地を埋めるかたちで流れ下っている。付近には住居の置かれていたような平坦面はなく、上部の山稜線付近に住居を置いたものと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報