精選版 日本国語大辞典 「郭言葉」の意味・読み・例文・類語 くるわ‐ことば【郭言葉・郭詞】 〘 名詞 〙 江戸時代、遊里で使用した特殊なことば。広義には「初会」「裏」「道中」「お茶をひく」など、術語的または隠語的なものや、特に遊里でよく用いられる言葉づかいをもいうが、普通は、「なんす」「ありんす」など遊女が主として用いた特殊な敬語をさしていうことが多い。さとことば。遊里語。〔評判記・役者口三味線(1699)〕[初出の実例]「廓(クルワ)ことばを町にいふまで去りとは恥かしからず思へるも哀なり」(出典:たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例