郷貢(読み)キョウコウ

精選版 日本国語大辞典 「郷貢」の意味・読み・例文・類語

きょう‐こうキャウ‥【郷貢】

  1. 〘 名詞 〙 中国で、唐代に、士を選ぶのに、学校によらず、州県の長官の選抜によった者。
    1. [初出の実例]「今東曹末儒江侍郎、思郷貢以興学校院」(出典:江吏部集(1010‐11頃)中・冬日於州廟賦詩付小序)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐選挙志・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「郷貢」の読み・字形・画数・意味

【郷貢】きよう(きやう)こう

唐代、州県挙選の者。〔唐書、選挙志上〕制、士を取るの科~大り。學に由る生徒と曰ひ、州縣に由る貢と曰ふ。~其の天子自ら詔するを制擧と曰ふ。

字通「郷」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android