配立(読み)はいりゅう

精選版 日本国語大辞典 「配立」の意味・読み・例文・類語

はい‐りゅう‥リフ【配立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「りゅう」は「立」の正音、「りつ」は慣用音 ) 方々人手をたてて備えること。手くばりすること。配当配置
    1. [初出の実例]「善導等の五家の釈、三心の配立(ハイリフ)、皆信を取せて念仏一行落居せさせんが為也」(出典妻鏡(1300頃か))

くばり‐だて【配立】

  1. 〘 名詞 〙 手配りすること。手分けすること。
    1. [初出の実例]「隆元罷下候ては、更一かとの武略配立之儀は、若輩事候間、成ましく候」(出典:毛利家文書‐天文二二年(1553)一二月二九日・毛利隆元自筆書状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android