配立(読み)はいりゅう

精選版 日本国語大辞典 「配立」の意味・読み・例文・類語

はい‐りゅう ‥リフ【配立】

〘名〙 (「りゅう」は「立」の正音、「りつ」は慣用音) 方々に人手をたてて備えること。手くばりすること。配当配置
妻鏡(1300頃か)「善導等の五家の釈、三心の配立(ハイリフ)、皆信を取せて念仏一行落居せさせんが為也」

くばり‐だて【配立】

〘名〙 手配りすること。手分けすること。
※毛利家文書‐天文二二年(1553)一二月二九日・毛利隆元自筆書状「隆元罷下候ては、更一かとの武略配立之儀は、若輩事候間、成ましく候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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