酒虫(読み)シュチュウ

デジタル大辞泉 「酒虫」の意味・読み・例文・類語

しゅちゅう【酒虫】

芥川竜之介短編小説。大正5年(1916)6月雑誌新思潮」に発表中国、清の時代の伝奇物語集「聊斎志異」に採録された物語「酒蟲」の翻案

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精選版 日本国語大辞典 「酒虫」の意味・読み・例文・類語

さか‐むし【酒虫】

  1. 〘 名詞 〙 体内にいて、その人に酒を飲む欲望をおこさせると想像された虫。転じて、酒が飲みたいと思う欲求。さけむし。
    1. [初出の実例]「とんで出る・酒虫を釣る生諸白」(出典:雑俳・媒口(1703))

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