酔夢(読み)スイム

デジタル大辞泉 「酔夢」の意味・読み・例文・類語

すい‐む【酔夢】

酔って眠っている間に見る夢。また比喩的に、満足して安閑としている状態
「吾々は世の―に覚醒を与えんが為に」〈木下尚江火の柱

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精選版 日本国語大辞典 「酔夢」の意味・読み・例文・類語

すい‐む【酔夢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 酒に酔い、眠って見る夢。
    1. [初出の実例]「酔夢は終日酔眠してむたとしたぞ」(出典:三体詩幻雲抄(1527))
    2. [その他の文献]〔陸游‐春近詩〕
  3. 満足してのんきに構えている状態。
    1. [初出の実例]「唯自食の説を唱へて其酔夢を驚かすの外手段なかる可し」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉一〇)

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普及版 字通 「酔夢」の読み・字形・画数・意味

【酔夢】すいむ

夢のように酔う。南唐・李〔阮郎帰〕詞 東風、水を吹いて、日は山を銜(ふく)む 春來(きた)つて長(とこし)へに是れなり は狼(らうぜき)たり 酒は闌珊(らんさん)たり 笙歌

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