炭水化物を分解して多量の酪酸を形成する細菌をいう。多くのクロストリジウム属Clostridium(バチルス科)の細菌が、比較的多量の酪酸をつくることから、クロストリジウム属を酪酸菌と呼称することも多い。代表種はC. butyricum(種名としての酪酸菌)である。しかし、クロストリジウム属以外にも酪酸をつくるものもある(ユウバクテリウム・リモーズムEubacterium limosumなど)。また、酪酸菌といえども、大部分のものは発酵生成物として、酪酸以外にブタノール、アセトン、エチルアルコール、酢酸、乳酸などのうち、いくつかのものを伴ってつくる。クロストリジウム属の細菌は偏性(絶対的)嫌気性、胞子形成、運動性をもつ桿菌(かんきん)であり、ゼラチンは液化しない。多くの種は土壌や淡水中にみられる。
[曽根田正己]
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