炭水化物を分解して多量の酪酸を形成する細菌をいう。多くのクロストリジウム属Clostridium(バチルス科)の細菌が、比較的多量の酪酸をつくることから、クロストリジウム属を酪酸菌と呼称することも多い。代表種はC. butyricum(種名としての酪酸菌)である。しかし、クロストリジウム属以外にも酪酸をつくるものもある(ユウバクテリウム・リモーズムEubacterium limosumなど)。また、酪酸菌といえども、大部分のものは発酵生成物として、酪酸以外にブタノール、アセトン、エチルアルコール、酢酸、乳酸などのうち、いくつかのものを伴ってつくる。クロストリジウム属の細菌は偏性(絶対的)嫌気性、胞子形成、運動性をもつ桿菌(かんきん)であり、ゼラチンは液化しない。多くの種は土壌や淡水中にみられる。
[曽根田正己]
1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...