醜虜(読み)シュウリョ

精選版 日本国語大辞典 「醜虜」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐りょシウ‥【醜虜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. みにくい外国人。憎むべき敵国人。外国人、敵国人を卑しめていう。
    1. [初出の実例]「暴慢なる露人だの、醜虜の胆を寒からしむだの」(出典:趣味の遺伝(1906)〈夏目漱石〉三)
    2. [その他の文献]〔任昉‐奏弾曹景宗〕
  3. ( 「醜」は「衆」の意 ) 多くのえびす。多数の敵。
    1. [初出の実例]「旁施兵略。不皇威、討撃醜虜、平定蛮貊、斬魁帥之首、驚衆庶之眼」(出典朝野群載‐二二・康平七年(1064)源義家受領吏申文)
    2. [その他の文献]〔詩経‐大雅・常武〕

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普及版 字通 「醜虜」の読み・字形・画数・意味

【醜虜】しゆう(しう)りよ

異族。異族の捕虜。〔詩、大雅、常武〕淮の(ほとり)を舖敦(ほたい)(征伐)し 仍(しき)りに醜を執(とら)ふ 彼(か)の淮浦を截(た)つ 王師

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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