重畳山(読み)かさねやま

日本歴史地名大系 「重畳山」の解説

重畳山
かさねやま

古座町の西方にそびえる標高三〇二メートルの山で、この付近の最高峰。古田ふるた伊串いくし西向にしむかいから登山路が通じ、古田から登るのを表登山道とする。そのほか古座川下流域の古座川町月野瀬つきのせはらいの宮より登攀する旧道もある。「重山」とも記し、かさ山とも称される。

紀南の霊場の一として早くから開かれ、山腹重山かさねやま神社と高野山真言宗重畳山神王しんのう寺がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android