精選版 日本国語大辞典 「野晒・野曝」の意味・読み・例文・類語
の‐ざらし【野晒・野曝】
[1] 〘名〙
① 野外で風雨にさらされること。また、そのもの。
※俳諧・天満千句(1676)四「足を空にしてほねが違ふた〈素玄〉 蜘舞はいつ野さらしと成ぬらん〈未学〉」
③ 江戸時代、私刑の一つ。裸にして野道に筵(むしろ)をしいてすわらせ、杭にしばりつけて晒すもの。作物窃盗や用水妨害の者に科せられた。
④ =のざれ(野晒)②〔天正本節用集(1590)〕
の‐ざれ【野晒・野曝】
〘名〙
① =のざらし(野晒)(一)
※浄瑠璃・平家女護島(1719)一「野(ノ)ざれの首は源の義朝」
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