野辺地慶三(読み)ノベチ ケイゾウ

20世紀日本人名事典 「野辺地慶三」の解説

野辺地 慶三
ノベチ ケイゾウ

大正・昭和期の細菌学者,公衆衛生学



生年
明治23(1890)年5月11日

没年
昭和53(1978)年6月25日

出生地
岩手県盛岡市

学歴〔年〕
東大医学部〔大正8年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
レオン・ベルナール賞

経歴
大正13年ハーバード大学で公衆衛生学を学び、コレラ病原体の研究で医学博士。昭和の初め、まだ低調だったわが国の防疫研究、特にコレラ防疫に尽力、日本の公衆衛生の父と呼ばれた。昭和48年、その功績に対して日本最初のレオン・ベルナール賞が贈られている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野辺地慶三」の解説

野辺地慶三 のべち-けいぞう

1890-1978 大正-昭和時代の細菌学者,公衆衛生学者。
明治23年5月11日生まれ。公衆衛生院,日大,名大,杏林(きょうりん)大の教授歴任。日本に疫学を導入し,コレラの防疫に貢献した。昭和48年WHO(世界保健機関)からレオン-ベルナール賞をうけた。昭和53年6月25日死去。88歳。岩手県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「野辺地慶三」の解説

野辺地 慶三 (のべち けいぞう)

生年月日:1890年5月11日
大正時代;昭和時代の細菌学者;公衆衛生学者
1978年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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