百科事典マイペディア 「金丸荘」の意味・わかりやすい解説
金丸荘【かなまるのしょう】
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阿波国みよし郡(現,徳島県東みよし町南東部)の荘園。醍醐寺遍智院領。平安末期の白河天皇の時代に遍智院が創建されて以来の荘園であると考えられるが,正確な立券の時期は不明。1231年(寛喜3)の成賢僧正譲状,1336年(延元1・建武3)の光厳上皇安堵状などにより,鎌倉期を通じて遍智院領として伝領されていたことがあきらかになる。この荘園は内部が東・西・中の3荘にわかれる広域荘園であり,南北朝動乱期に入って,1350年代から70年代初期にかけては剣山周辺の山岳を舞台に活動する南朝方の勢力圏に入り,公文職・下司職など荘官職は菅生氏など南朝方山岳武士に宛行われている。しかし,それは一時期のことであり,1380年(天授6・康暦2)には公文職を阿波守護細川氏が宛行っているように,この荘園は北朝方の支配するところとなる。それ以後,少なくとも1460年(長禄4)までは遍智院領荘園として続いていたことが確認できる。
執筆者:丸山 幸彦
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