日本歴史地名大系 「金井原」の解説
金井原
かないばら
- 東京都:小金井市
- 金井原
多摩川左岸、中世の鎌倉街道の東方にあたり、近世の小金井村(上小金井村・下小金井村)一帯に比定される。観応三年(正平七年、一三五二)閏二月、室町幕府内部の足利尊氏・直義の抗争(観応の擾乱)を好機とみた南朝方の新田義興・義宗兄弟が上野国で挙兵し、鎌倉街道を南下して鎌倉に向かった。尊氏はこれを迎え撃つために同月一九日に多摩川の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報