鎌倉大日記(読み)かまくらおおにっき

改訂新版 世界大百科事典 「鎌倉大日記」の意味・わかりやすい解説

鎌倉大日記 (かまくらおおにっき)

1180-1589年(治承4-天正17)にわたる年表風の年代記。1巻。関白将軍,執権,六波羅探題,管領関東公方関東管領政所および問注所執事について,歴代人名を記して官名,世系等を注記し,各年の重要事件もあわせて記載する。作者,成立年代ともに不詳であるが,南北朝末ごろに成立し,以後書き継がれたものという。1180-1580年分が,1937年頼朝会から翻刻され,《増補続史料大成》にも収められた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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