20世紀日本人名事典 「金井章次」の解説
金井 章次
カナイ ショウジ
大正・昭和期の医事行政家,植民地官僚,医学者 蒙古連合自治政府最高顧問。
- 生年
- 明治19(1886)年12月1日
- 没年
- 昭和42(1967)年12月3日
- 出生地
- 長野県上田
- 学歴〔年〕
- 東京帝大医学部〔大正2年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士
- 経歴
- 北里研究所に入り、大正11年ジュネーブの国際連盟事務局保健部に務めた。このころ民族主義について研究。12年帰国、慶応義塾大学医学部教授となった。13年満鉄に入社、地方部衛生課長、14年衛生研究所所長兼任。昭和2年大連市議。5年満州青年連盟理事長代理、6年奉天省治安維持会最高顧問となり、満州国設立に奔走。その後、奉天省総務庁長、間島省長などを経て、14〜16年蒙古連合自治政府最高顧問を務めた。戦後、公職追放。著書に「満蒙行政瑣談」「社会不安の考察」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報