金剛手(読み)コンゴウシュ

デジタル大辞泉 「金剛手」の意味・読み・例文・類語

こんごう‐しゅ〔コンガウ‐〕【金剛手】

密教で、金剛しょまたは金剛じょうを手に取って大日如来を守護する菩薩。また、その十九執金剛しゅこんごううち、主尊である金剛手秘密主をいう。金剛薩埵さった同体。持金剛。金剛力士

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精選版 日本国語大辞典 「金剛手」の意味・読み・例文・類語

こんごう‐しゅコンガウ‥【金剛手】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。手に金剛杵(こんごうしょ)または金剛杖などを持つ菩薩の総称広義には金剛部諸尊の称で、狭義には十九執金剛の尊としての秘密主をいい、他の十八執金剛と区別する。金剛力士。金剛神(こんごうじん)
    1. [初出の実例]「金剛手有諸如来意生作業戯行舞」(出典:即身成仏義(823‐824頃))

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