金原節三（読み）キンバラ セツゾウ

20世紀日本人名事典

金原 節三
キンバラ セツゾウ

昭和期の陸軍軍人,自衛官 陸上自衛隊幕僚監部衛生監。

生年

明治34(1901)年

没年

昭和51(1976)年10月29日

出生地

愛知県名古屋市

別名

号=竹郎子

学歴〔年〕

東京帝国大学医学部〔大正15年〕卒

学位〔年〕

医学博士

経歴

陸軍に入り、次いで東大大学院で耳鼻咽喉科を専攻。ドイツ留学、昭和17年軍医大佐、近衛師団軍医部長、第15軍軍医部長、第38軍軍医部長、陸軍省医務局医事課長を歴任。戦後厚生省東海北陸医務出張所長を経て開業。30年防衛隊に入り陸上自衛隊衛生学校長、陸上幕僚監部衛生課長から陸将、第3代陸上幕僚監部衛生監となった。36年退官。その後防衛衛生協会会長、共済組合連合会三宿病院顧問、48年防衛衛生協会名誉会長。竹郎子と号し俳句、俳画をよくした。著書に「大東亜戦争陸軍衛生史」がある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

金原節三 きんばら-せつぞう

1901－1976　昭和時代の軍人,自衛官。
明治34年生まれ。陸軍にはいり,近衛師団軍医部長,陸軍省医務局医事課長などをつとめる。軍医大佐。戦後,一時開業ののち昭和30年防衛庁にはいり,第3代陸上幕僚監部衛生監となる。陸将。昭和51年10月29日死去。75歳。愛知県出身。東京帝大卒。著作に「大東亜戦争陸軍衛生史」。

出典　講談社