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俳画 はいが

5件 の用語解説(俳画の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

俳画
はいが

俳諧画ともいう。日本画の一形式。俳味のある洒脱な略筆の墨絵や淡彩の小品画。1句の俳句を題材にして,その句の内容を絵画として表現し,題材となった句を賛とした書画一体の形式のものが多い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

はいが【俳画】

俳句を題材に,その句が描写する内容を表現し,その画面に題材となった俳句を賛した書画共存形式の絵画。しかし,その本質とするところは,単に俳句の意味するところ,すなわちその内容が視覚化されるという,形式的な一致にあるのではなく,俳諧の成立と展開の中で醸成されたものである。機知と滑稽味,卑俗,即興性,日常的題材,平明さ,軽さ,といった概念は,俳諧が短歌から派生し,貞門,談林を経て蕉風の〈軽み〉の完成に至る俳諧の本質を端的に示しているが,それはそのまま俳画の特質を指摘する言葉でもある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

俳画
はいが

俳味ある洒脱(しゃだつ)な画(え)。俳諧(はいかい)、俳文、俳句を賛とし、淡彩もしくは墨画(ぼくが)の簡略な筆致で、賛の句に響き合う、あるいは賛の内容を説明するところを画にしたもの。自画自賛とは限らない。創始については不明であり、すでに芭蕉(ばしょう)や許六(きょりく)、彭城百川(さかきひゃくせん)は俳画とよべるものを描いているが、それを芸術的に完成させたのは与謝蕪村(よさぶそん)である。蕪村は自ら「俳諧ものの草画」とよび、『おくのほそ道図屏風(びょうぶ)』や『若竹(わかたけ)図』などの優れた作品を残している。幕末の渡辺崋山(かざん)には版本『俳画譜』があり、このころには俳画という呼称が定着し、以後もっとも一般に普及した日本画の一形式として現代に至っている。[星野 鈴]
『岡田利兵衛著『俳画の世界』(1966・淡交新社) ▽『俳人の書画美術』全12巻(1979~80・集英社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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