デジタル大辞泉 「金外信託」の意味・読み・例文・類語 きんがい‐しんたく〔キングワイ‐〕【金外信託】 金銭信託のうち、信託終了時に、運用した信託財産を金銭に換価せず、そのままのかたち(有価証券等)で受益者に返還するものをいう。ファンドトラストなどがこれにあたる。→金銭信託 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「金外信託」の意味・わかりやすい解説 金外信託きんがいしんたく 信託財産として金銭を受け入れる信託のうち,信託終了時に運用により取得した財産を現状のまま交付する金銭信託以外の金銭の信託。金外信託には,委託者が信託財産の運用方法,すなわち貸付先,貸付条件,株式の銘柄,株数などを指図する「特定金外信託 (特金) 」のほか,運用の大枠だけを委託者が指定し,実際の運用を信託銀行の裁量にゆだねる「指定単独金外信託」 (ファンド・トラスト) がある。特金,ファンド・トラストにかかわる有価証券は,委託者が直接保有する有価証券とは区分して経理処理を行なう簿価分離が可能であるため,節税効果のほか投資効果の測定の容易性などのメリットが注目されていたが,最近では金利上昇により利回りのメリットが薄れてきたため停滞気味である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by