金子金五郎(読み)カネコ キンゴロウ

20世紀日本人名事典 「金子金五郎」の解説

金子 金五郎
カネコ キンゴロウ

大正・昭和期の棋士(将棋),僧侶 日本山妙法寺(日蓮宗)僧侶。



生年
明治35(1902)年1月6日

没年
平成2(1990)年1月6日

出生地
東京

別名
法号=金子 行秀(カネコ ギョウシュウ)

経歴
大正5年故土居市太郎門下に入門。7年初段、9年4段、昭和8年8段。“序盤の金子”とうたわれ、本村義雄花田長太郎と並んで理論派の棋風で知られた。12年創刊の「将棋世界」の初代編集長を務め、評論、観戦記執筆などでも活躍。また、13〜16年将棋大成会(現・日本将棋連盟)幹事長。25年現役を引退し、日蓮宗日本山妙法寺の僧侶となってからも、若手棋士の指導に尽力、故・山田道美9段ら多くの実力派棋士を育てた。48年9段。著書に「勝負に生きる」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子金五郎」の解説

金子金五郎 かねこ-きんごろう

1902-1990 大正-昭和時代の将棋棋士。
明治35年1月6日生まれ。土居市太郎に入門。序盤の金子といわれ,14世名人木村義雄らときそいあった。9段。昭和12年「将棋世界」の初代編集長。晩年,僧籍にはいった。平成2年1月6日死去。88歳。東京出身。著作に「勝負に生きる」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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