重元素の割合が,標準のものより少ない恒星。太陽系の近くの大部分の恒星は,太陽に似た元素組成の表面層をもっているが,なかには,ヘリウムより重い元素の割合が,太陽の場合よりも著しく少ない恒星もある。観測的には,重元素のうち,とくに金属元素のスペクトル線の弱化として表れるので,金属欠乏星と呼ばれている。これらの恒星の多くは,太陽系に対して大きな相対空間運動を示す,いわゆる高速度星であって,太陽系周辺の大部分の恒星とは異なる銀河系構成成分である。このような重元素の欠乏は,銀河系の外縁を包むようにして広がっている種族Ⅱの恒星系に一般的に見られ,太陽系よりも古い種族であるとされている。欠乏の度合は,各重元素の間で多少異なる。平均の欠乏度は1/10000くらいまでのものが報告されている。探索には,対物プリズムをつけたシュミットカメラが用いられる。
執筆者:小平 桂一
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