金属欠乏星(読み)きんぞくけつぼうせい

世界大百科事典 第2版の解説

きんぞくけつぼうせい【金属欠乏星 metal‐poor star】

重元素の割合が,標準のものより少ない恒星。太陽系の近くの大部分の恒星は,太陽に似た元素組成の表面層をもっているが,なかには,ヘリウムより重い元素の割合が,太陽の場合よりも著しく少ない恒星もある。観測的には,重元素のうち,とくに金属元素のスペクトル線の弱化として表れるので,金属欠乏星と呼ばれている。これらの恒星の多くは,太陽系に対して大きな相対空間運動を示す,いわゆる高速度星であって,太陽系周辺の大部分の恒星とは異なる銀河系構成成分である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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